8月31日、夏が去っていきますね。 皆様、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、私のこの夏の釣り便りをお届けします。 5月の終りに痛めた足も今月になってようやく完治し、また趣味の渓流釣りに出かけられるようになりました。 私にとっての釣りは、趣味の域を超えた人生の一部のようなもの。
釣り歴は、もう30年以上になります。 中二の時、初めてフライフィッシングをやり、すぐに魅了されました。 フライフィッシングとは、フライ(羽のある昆虫)にそっくりな擬餌針で魚を釣り上げます。 私は、渓流で主にイワナやアマゴを狙います。 虫は、かげろうやコガネムシ、羽アリなど、魚が普段餌にしているもの、季節に合ったものを使います。

(フライはすべて自作です)
10~15m離れたところから、魚のいるポイントに向かってフライを水面すれすれに投げ、魚がライズ(エサと思って水面に跳ね上がる)するところを狙います。 今年釣り上げた魚たちの写真をどうぞ。

(30センチを越えたイワナは10年以上生きている強者。 山奥の源流に住むイワナはやせています)

水の中で立ち枯れている木。倒れず毎年迎えてくれているかのような存在。

(ヤマトイワナ)

(太古から変わらない姿、源流の主のようなイワナ)
町の喧騒から離れ、自然と一体感を味わう。 人間も自然の一部。 早朝から日暮れまで、ひたすらイワナを狙うのみ。

(この日の午前中に釣り上げたイワナ)

(日暮れギリギリに釣り上げた。 この後、渓流沿いを歩き車にたどり着いた時は、もう真っ暗だった)
山奥で自然の音に耳をすませ、イワナの気配と対峙し過ごす一日。 釣り上げたイワナは、写真を撮ってまた川に放す。 そして次のポイント、より上流へ。 シーズンももう終盤。 今年はあと何回行けるだろうか。